大腸ポリープの切除後の食事や注意点・大腸ポリープ切除について

大腸ポリープ切除後の食事や注意点

大腸ポリープの切除までの注意

大腸ポリープ切除後の食事や注意点抗凝固薬、抗血小板薬などの血を止まりにくくする作用があるお薬については、通常処置の4-7日前より服用を中止して頂いております。
これらのお薬を服用中の場合は必ずお申し出ください。

大腸ポリープ切除後の注意

大腸ポリープを切除した部位は電気焼灼によりできた潰瘍となります。切除部位は器具により縫合、出血予防がされていますが、腹圧がかかった場合や腸管内容物の通過時などに器具が外れ出血が起こったり、切除部位に遅発性穿孔(腸に穴があくこと)などの合併症を起こすことがあります。
このような合併症は、大腸ポリープ切除後7日目ごろまでは起こりうることが知られています。
(合併症が起こった場合は別途、内視鏡的止血術、手術、入院が必要となる場合があります)

大腸ポリープ切除後の食事や
生活について

大腸ポリープ切除後の食事

  • 大腸ポリープ切除後、5-7日間は、消化の良い食事を心掛けてください。特に手術当日、翌日までは食事内容には細心の注意が必要です。
    (高脂肪食、唐辛子などの刺激物、アルコールの摂取はお控えください。
    【例:◎…うどん、味噌汁、親子丼 ×…ラーメン、シチュー、カレー】
  • 安静を心掛け、激しい運動(ジョギング、ゴルフなど)や出張・旅行などの遠出は避ける
  • 長時間の入浴を避け、短時間にするか、シャワー程度にしておく
  • いきんだり、重いものを持つなど、腹圧がかかることは避ける
  • 抗凝固薬、抗血小板薬を服用中の方は、担当医師と相談をすること

大腸ポリープ切除後、腹痛、血便、発熱などが見られた時は、必ず担当医師にご相談ください

日帰りでの大腸ポリープ切除

日帰りでの大腸ポリープ切除大腸カメラ検査により大腸ポリープが見つかった場合、内視鏡を使った大腸ポリープ切除が可能です。京都今出川 金光内科・消化器内視鏡クリニックでは、時間的、経済的負担の少ない、日帰りでの大腸ポリープ切除を行っております。
内視鏡の先端から出した注射針で大腸ポリープの根元の粘膜に生理食塩水を注入し、金属製の輪(スネア)を被せて締め付け、電流を流して焼き切ります。大腸ポリープの形状によっては、電流を用いない「コールドポリペクトミー」という方法で切除することもあります。
なお、大腸ポリープの大きさ、形状、生検(ポリープの組織の良悪性を診断する検査)結果によっては、内視鏡による切除ができないこともあります。

以前に大腸ポリープを指摘された方、過去に大腸ポリープの治療を受けられた方、大腸ポリープの家族歴がある方は定期的な検査をおすすめします。京都市の京都今出川 金光内科・消化器内視鏡クリニックへお越しください。

大腸ポリープのがん化リスクについて

大腸ポリープのがん化リスクについて大腸ポリープは、便検査だけでは診断できません。自覚症状もないため、診断のためには大腸内視鏡検査が欠かせません。
大腸ポリープの直径が5ミリを超えた時点で5%強、20ミリを超えた時点で50%以上の確率で、がん化が見られます。
内視鏡での切除、治療が可能な段階で早期に発見、治療をしておくことは大腸がんの予防になります。
定期的な大腸内視鏡検査で早期発見・切除治療を受けられることをおすすめします。

大腸ポリープができやすい人・原因

食生活と大腸がん・大腸ポリープの関係

食生活が大腸ポリープの原因になることがあります。
大腸がんや大腸ポリープの発生リスクとなる食事として、高カロリー食や肉食(特に赤身、また加工肉の過剰摂取)が挙げられます。
逆に大腸ポリープの予防となる食事としては野菜や食物繊維を多く含む食品などが挙げられます。

大腸がん・大腸ポリープの遺伝について

大腸がんの患者さんの中には、『遺伝性大腸がん』という大腸がんが発生しやすい家系の方がおられ、大腸がんや大腸ポリープの原因になることがあります。
また『家族性大腸腺腫症』という大腸にポリープが多数発生するものや、『リンチ症候群』という、多数のポリープが発生することなく家族内に大腸がん(他に小腸がん、子宮がん、腎尿路系がん)が多く発生するものがあります。
ご家族や血縁の方に大腸がん・大腸ポリープと診断されたことがある方がおられる場合には早めに大腸内視鏡検査を受けて頂くことをおすすめします。

大腸がん・大腸ポリープを作らない為の生活習慣

大腸がん・大腸ポリープを作らない為の生活習慣大腸がん・大腸ポリープを完全に防ぐ方法はありませんが、発生リスク因子として肥満、喫煙、過度の飲酒などが挙げられ、発生リスクを下げる因子としては適度な運動療法が挙げられます。
また50歳以上という年齢、大腸がんの家族歴があることも大腸がん・大腸ポリープの危険因子です。食生活については上述の通りです。

大腸ポリープ切除の所要時間

盲腸までスコープを挿入し、引き抜きながら観察をしていく手順で行います。
検査は通常15分程度で終わります。

内視鏡的ポリープ切除術
(コールド・ポリペクトミー)

内視鏡的ポリープ切除術(コールド・ポリペクトミー)は、10mmまでの比較的小さなサイズの大腸ポリープを切除する際に行われる切除法です。後述の内視鏡的粘膜切除術(EMR)は、通電、焼灼してポリープを切除するため、切除中の出血は少なくすみますが、組織に対するダメージ(挫滅)があります。
対して内視鏡的ポリープ切除術(コールド・ポリペクトミー)は、通電せずに大腸ポリープを切除する(いわゆる生切り)ため切除した際の出血は必ずありますが、組織に対するダメージ(挫滅)が少ないのが特徴です。切除した際の出血も通常、切除後の観察から数分で止血が確認されます。合併症のリスクも比較的低く、通電しないためペースメーカー植込み術後の方や、服薬内容、数にもよりますが抗血栓薬・抗凝固薬を服用中の方でも可能な切除法です。

コールド・ポリペクトミーの流れ

コールドポリペクトミーの流れ

大腸ポリープのサイズ、形状によっては通電しないコールド・ポリペクトミーを行います。4ミリ以下の大腸ポリープの場合はポリペクトミー鉗子で切除することもあります。

  1. 大腸カメラを挿入し、金属製のスネアを大腸ポリープに引っ掛けます。(ポリペクトミー鉗子の場合はポリープを把持します。)
  2. スネアを徐々に締め付け、ポリープを切り取ります。(ポリペクトミー鉗子の場合はポリープを引き切ります。)
  3. 切除した箇所の状態や出血を確認します。

内視鏡的粘膜切除術(EMR)

サイズの大きなものや茎のあるタイプのポリープ、スネアのみでは引っ掛けることが困難な平坦な大腸ポリープや早期大腸がんが疑われる場合に行われる切除法です。

内視鏡的粘膜切除術(EMR)の流れ

内視鏡的粘膜切除術(EMR)の流れ

  1. 大腸カメラを挿入し、内視鏡の先端から出した注射針で大腸ポリープの根元の粘膜に生理食塩水を注入し、隆起させます。
  2. 金属製のスネアを大腸ポリープに引っ掛けます。
  3. スネアを徐々に締め付け、電流を流して焼き切ります。
  4. 切除した箇所の状態や出血を確認します。
  5. 切除部位を止血用クリップを用いて縫合します。

大腸内視鏡で大腸がん・大腸ポリープはどれくらいの割合で見つかるのか

大腸内視鏡で大腸がん・大腸ポリープはどれくらいの割合で見つかるのか大腸がん・大腸ポリープの罹患率は年齢により異なります。40歳を過ぎた頃から増加し始め、50歳を過ぎると年々増加する傾向にあります。
そのため40歳を過ぎた方の大腸がん検診はより重要です。便潜血検査の陽性率は7%程度ですが、その中で実際に大腸内視鏡などの二次検査まで受けられるのは60%です。二次検査での大腸がんの有病率は5%程度ですが、大腸ポリープの有病率は30%以上といわれています。
10,000人の検診患者さんのうち、便潜血陽性にもかかわらず精査を受けずに放置している280人の中で、14人に大腸がんがあり、84人以上に大腸ポリープがあることになります。せっかく検診を受けても、精査が必要な状態を放置してしまっては大腸がんの発見、あるいは大腸がんのもととなる大腸ポリープの発見、ひいては切除による大腸がん予防の機会をみすみす逃してしまうことになります。検診の結果を大切に考え、きちんと精査を受けて病変がないかどうかを確認することが重要です。

大腸ポリープは必ず切除しなければ
いけないのか

大腸ポリープには治療する必要のあるもの(腫瘍性;腺腫)と、治療の必要のないもの(非腫瘍性)とがあります。両者を鑑別する方法として、内視鏡検査時の通常の観察、色素を散布して表面の性状を詳しく観察する方法、表面の構造を詳しく観察するために内視鏡の光を特殊な光で観察する方法、ポリープの一部を採取して病理組織検査(組織を顕微鏡で確認する検査)で種類を確定する方法などがあります。

大腸がんの多くは、腺腫の一部に発生した癌細胞がだんだんと増大して発生します。腺腫は放置して大きくなればなるほど癌化する可能性が高くなりますが、腺腫内に発生し始めたがんがより深いところまで広がっていく前であれば、内視鏡的に切除する治療が可能です。

大腸がんの原因となり得る腺腫がないかを定期的に観察、切除して、腺腫が一つもない状態を維持すること(クリーン・コロン)により大腸がんの発生率を50-70%下げることができるといわれています。

これまでに大腸ポリープ切除の既往がある方も、再発がないかどうかを定期的に内視鏡検査でチェックしておくことが非常に大切です。

大腸ポリープを治療せずに
放置している方へ

大腸ポリープが大腸の中に一つもない状態(クリーン・コロン)を保っておく事が大腸がんの最大の予防になると言われています。
小さいサイズのポリープが見つかり経過観察の段階にある方を含め、定期的に大腸内視鏡検査を受けられることをおすすめします。

大腸ポリープ切除の費用

径2cm未満のもの1個を切除した場合
(※手技料、判断料を含む)
3割負担の方 18,030円
1割負担の方 6,010円

※診察料、薬剤料は含まれていません。

一番上に戻る
初診・再診・健診WEB予約初診・再診・健診WEB予約 胃カメラ・大腸カメラ予約胃カメラ・大腸カメラ予約 人間ドック予約人間ドック予約 WEB問診WEB問診